澎湖島の美  七美島の双心石滬

澎湖島の美  七美島の双心石滬(二つのハート型をした魚を捕るわな)



これは満潮の時に餌を食べに磯に来た魚が干潮になって、その罠の中に魚を閉じこめる仕掛けで石滬(シーフー)と言います。原始的な漁法で、今は行われていません。しかし結構この罠の中に誘われて戻れなくなってしまう魚もいるようです。先日も別のところでしたが、このような仕掛けの中から出られなくなったカマスの群れを見ました。網があればすくえましたが、あいにく持ち合わせていなかったのでおいしいカマスを食べ損ないました。いろいろな形がありますが、ここ七美の石滬は形がハート形をしていてロマンチックだというので人気になりました。実はここはタイドプールにもなるので3月か4月の未だ海の水が冷たくて泳ぐ気になれない時でも、暖まった海水の中で泳げます。又、周りが珊瑚の石垣なので流されてしまうと言うこともないので安全です。でもこのプールの真ん中は完全に引き潮になった時でも、背が立たないくらいありました。安全と言っても大人が見ていないと子供だけでは危ないです。時々こうして泳いでいる人がいますので、こんなところで泳いだりして叱られたりしないだろうかと考えますが、これが台湾人のおおらかさで、大丈夫のようです。でも泳ぐ時には靴を履いている必要があります。というのは珊瑚はなかなか堅くてギザギザしていますので、すぐ足の裏を切ってしまいます。網とかを準備して行けば魚も捕れますよ。