今年は去年と比べて寒い日が多いように感じます。

風が強いので大きな木は育たず、草原が広がっているところがあり、牛が放牧されています。

澎湖島では野生で生えているキダチアロエですが、栽培して商品化しています。

草原をよく見ると赤い花がありますが、澎湖島の花・天人菊です。

私の記憶では去年一番寒かった日は15度くらいだと思っておりましたが、今年は12度という日がありました。12度というと日本ではなんだそんなに寒くはないではないかと、12度で寒いと言っている事に大袈裟だとしておしかりを受けてしまうかも知れませんが、澎湖島で12度というのは本当に寒いのです。風が強いので、外を歩くなら体感温度がかなり低く感じます。5度くらいは低く思えるのではないでしょうか。しかし、体感温度と実際の温度は違いますからやはり大袈裟だと言われそうですが、何しろ北海道の人から、澎湖島は寒いと言われたくらいですから、本当に寒いのです。これには正当な理由があります。零下20度にもなる所と澎湖島の12度を比べるならそれは嘘という事になりますが、部屋の中を比べるならあながち嘘でもないのです。何しろ、台湾は寒くて12度くらいですから、この中途半端の寒さのために暖房器具が発達していないのです。驚かないで頂きたいのですが、石油ストーブというものが存在していないのです。どこに行ったって売っていません。それではと日本から持ち込んだとしても役に立ちません。石油そのものを売っていないからです。石油とはガソリンの意味で、灯油なるものは売っていないという事です。ファンヒーターがあれば、すぐに暖まるのですが、それがないのです。一般に台湾の家屋は日本のものより広く、天井も高いのが普通です。又、建物は鉄筋コンクリートか鉄筋コンクリートの柱に煉瓦を積み重ねて壁を作り、モルタルで仕上げています。ですから、このような台湾の家を電気ストーブで暖めるというような事は無理な話です。ですから、家の中でもダウンジャケットを着て過ごしているんです。知らなかったでしょ!台湾の冬は日本より寒いってのを! そして、今年は特に寒いような気がします。まぁ人間の記憶なんていい加減なものですから、感覚的に今年は寒いと言っているだけです。もしかすると去年も同じくらいだったかも知れません。しかし、今年は最低気温をこのHPに記しましたので、来年は正確な比較が出来ると思います。それにしても。こたつという暖房器具は非常に効率的な、そして経済的な暖房器具だったんですね。でも、4月になると30度を超えて、夏になるのですから、台湾の冬は本当に短い期間という事も言えます。後少しの辛抱です。こちらは旧暦の新年を迎えようとしています。夜中の1時だというのにあちこちで爆竹の音が聞こえます。本当にお祭り好きの人たちです。