30年ぶりの寒さだと言われています。



昨日、用があって発電所のある林頭と言うところに行ったのですが、至る所で大量の魚を処理していました。地引き網でもしてそれを各戸で分けあったのかと思いましたらそうではなくて、連日の寒さで魚が凍死したのを拾いに行ったのだそうです。こちらの魚はやや亜熱帯性のものですから、寒さに弱いのだそうです。年に一度や二度15度くらいに冷え込む時に、魚が寒さで死ぬことがあるのだそうですが、今年は11度まで下がったので大量の魚が浮き上がったようです。勿論生きているのもいて、それを網ですくっていました。磯に住む魚が影響を受けているらしく、たこやウツボ等が並んでいました。大きいものではアオブダイの50cm位のもごろごろしています。そう言う訳で昨日はあちこちで網を持ってバイクに乗っている人を見かけました。それならばと、私も網を持ち出し、岩場は危ないので岸壁で浮いている魚をすくってみることにしました。普段であれば網を入れるだけでサッと逃げてしまう魚が、動作が鈍いためにすくえてしまうんですね。あっという間に大漁です。こういうのを一つ一つ唐揚げにしたりするのは結構大変なので、最近よく使う手は、圧力釜を使って一気に煮付けてしまうことです。新鮮だから腸を抜く必要もなく、鱗さえ取る必要がありません。全てを放り込んで醤油と砂糖で味付けて、火に掛けて20分したら丸ごとOKです。学生達に提供するとあっという間になくなってしまいます。骨にしみるような寒さも思いがけない楽しみやおいしさを運んでくれました。しかし、後でこのようにして寒さで死んだ魚が何十万トンと言われ、澎湖の海岸のあちこちで見られると聞いて、心が痛くなりました。浜辺に打ち上げられている魚も目に付きますが、海底に沈んでいる魚はその何倍にもなると言われています。生態系も大きく変わるかも知れません。漁獲資源の減少と言うことで漁民に跳ね返ってこなければいいのですが・・・・・。これは後日の追記ですが、最近、毎日30人位の人が海で拾った魚を食べたのが原因で、病院に担ぎ込まれたり、治療を受けているとニュースで流していました。死んだばかりのなら問題はないでしょうが、死んでから海の中に何日も漬かったものを食べると問題が起こるようですね。30件の中には風邪を引いて、胃の調子が悪くなったのも、たまたま食べたその魚が原因にされてしまうこともありますから、正確なことはわかりませんが、幸い、当校の学生達が拾ったり、すくったりしたものは未だ生きていたのでこういう問題は発生しませんでした。今日は2月23日で追加の記事ですが、報道されていたとおり、海辺で多くの魚が死んでいました。勿論全滅した訳ではなくて、群れをなして動いている魚を目撃していますので安心していますが、これほどの魚が寒さのために死んでしまうと言うことは以前になかったようで、これからその被害の大きさが知らされて行くに違いありません。実際、沖合の網で囲んだ養殖施設では、被害をすぐに把握することが出来るので、具体的な数字をあげてその被害の大きさを報道していました。浜辺に打ち上げられている魚よりも、海の底で沈んでいる魚の方が多いと言うことなので心配です。日本では寒さで魚が死ぬなんてあまりないような気がするんですが・・・・。寒いなりに寒さに耐えられる魚が棲んでいるからなんでしょうね。この魚の大量死で、多くの釣り人は3年位の間、澎湖島で魚取りをしてもあまり釣れないのではないかと言っています。それは釣り好きの私にとって、かなり残念な事です。
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今日は4月の13日ですが、2ヶ月前にこんな記事を書いたのかと思うほど、もうここは初夏になっています。4月に入ってからは最高気温が25度から30度の間にありますので、とても過ごしやすくなっています。緯度的に言っても北回帰線上にあるので、正に亜熱帯といえるのですから、冬の間のあの寒さは信じがたいものがあります。それはこの土地からもたらされるものではなく、大陸からの季節風のなせる業です。過ぎてしまえば何ともないことなのですが、来年は教訓を学んだのでそれを繁栄させて行きたいと思います。どんな教訓かというと、冬に来る学生には電気式毛布を持ってくる事を勧めることと、教室の机に囲いを付けていわばコタツのようなものを作ってみようと思っています。
少なくとも教室は寒くないという環境を作り出さねばと思っています。石油そのものがありません。勿論石油ストーブがあるはずもありません。石油があれば石油ストーブがないこと位何でもないことなんですが、石油がないとなると事はそんなに簡単ではありません。気化式の石油ストーブは日本から送れば手にはいるのですが、石油が問題です。台湾が石油というものを使うかと言うことになると国家的なプロジェクトが必要ですから容易ではありません。一つの手として、軽油と石油は結構代替が可能なほど似ているそうですから、軽油を石油の代わりにすると言うのも可能性はありますね。危険性があったりすると実現不可能ですが、可能であるなら考えても良いことです。中途半端な寒さが暖房の発達を妨げているのは仕方ありません。本当に寒いのは1〜2ヶ月ですから辛抱しているうちに過ぎ去ってしまう期間なのかも知れません。かくして同じ事が年々繰り返されることになります。


このHPは見かけよりも留学に関するかなりの情報があります。じっくりとご覧下さいませ。下の二つのHPも阿甘語言中文科の用いているHPです。  

http://www.geocities.co.jp/CollegeLife/4300/ ・・・台湾で中国語を短期間でマスターしよう!

http://www.geocities.jp/genanyoujijiang2000/  ・・・阿甘語言中文科のホームページ



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当HPで使用している写真は澎湖島の写真家 李振龍氏によるものです。縮小してあるのが残念ですが、澎湖島に来たなら彼の作品が絵はがきとして売られていますので解像度の高い写真を手にいれて下さい。http://www.daisy-island.idv.tw/ ←彼のHPですが、繁体字の中国語にしないと画面が出てきません.
又、後半で使用されているイラストは全てイラストレーターの細木真理さんの手によるものです。すてきなイラストに感謝しています。http://ww9.tiki.ne.jp/~mari/index.html