観光シーズンは花火で始まります。今賑やかですよ!


  5月から6月の約2ヶ月の間、花火大会が開催されています。既に観光シーズンに入っていて飛行機も増発されているので、その花火大会のためにチケットが入手をしづらいと言うことはないかも知れません。以前は毎日でした。そしてそれが一日置きになり、去年から水曜と土曜日になりました。それでも2ヶ月に渡って週に2回花火が豪勢に打ち上げられる所なんて、あまり例がないのではないでしょうか? すっかり澎湖島というと花火というイメージが定着しつつあります。日本ですと、打ち上げる時にスポンサー名が発表されてそれからドーンという感じですが、ここではそうではありません。何人花火師がいて火をつけまくっているのか分からないほど次から次へと打ち上げられます。それで華々しいのですが、時間は15分位であっという間に終わってしまいます。それでもその量となると、日本の1時間以上かけて行われる花火の総量よりも多いのではないかと思います。

  それだけ派手だと言えば言えるのですが、風情というようなものは微塵も感じられなくなってしまいます。爆竹のあの勢いで花火を見ているのではないかと思えるほどです。観音亭のイベント会場にはステージも設けられて、夜市も立ち並びにぎやかです。これほどの人が澎湖島に来ているのかと驚かされる程です。

  気になるのはスポンサー名も言わずにどんどん打ち上げるその花火のお金はどこから出ているの?・・と言うことですが、どうやらその大半を飛行機会社が負担しているようです。私はどちらかというと、こういう人工的な美には興味がなく、あまり見に行きません。うちの近くからもよく見えますので、それで十分な口なんです。そう言う者から見ると、そんなところにお金をぶちまけるようなことをしないで、飛行機代を安くして下さいよう!と言う感じです。でも、花火の好きな人は、海に掛かる橋の上から打ち上げられる花火は一見の価値があるかも知れません。花火の時間は8時半から10分間位です。風情はないものの機関銃のように連続して打ち上げるので、待ち時間が長い日本の花火大会と違ってかなり興奮します。あんまりだらだらと上げるよりも却って良いくらいです。

  それにしても週に2回とは言え、2ヶ月も続く花火大会なんて聞いたことがありません。各地でこれから花火大会が始まるという時に終了してしまうと言うのも奇妙ですが、花火師たちを安く雇えるかも知れません。この花火作戦は成功したようで、すっかり花火は澎湖島のイメージとして定着しているようです。


  留学生にとって澎湖の夜空を焦がした花火大会は忘れられない思い出となるに違いありません。

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