留学の地で味わう炒花菜干

  澎湖島は風が強くまた雨も少ないので、何かを乾燥させるのは得意です。とりわけ秋から冬にかけて、農家の庭先にはサツマイモを細かく切ったものとか、キャベツを千切ったものとか、カリフラワーを細く裂いたものなどが干されています。

  何を隠そう澎湖島は意外にもキャベツ、カリフラ、ブロッコリー、ケルー等のアブラナ科の野菜の栽培が得意です。台湾でも、いえ、日本でも見たこともないほどの大きなものが採れます。もちろん島内での消費で島外に輸出されたりすることはありません。大量に作るのではないために、可能な限り大きくさせていると考えることもできますが、キャベツなど驚くほど大きいです。

  さて、キャベツの親戚カリフラワーは珍しい野菜ではありませんが、これを乾燥させた料理はなかなか見かけません。外見は素朴ですが、なかなかうまいです。日干しにすることで独特の風味が加味されます。この名前を付けた店もあり、繁盛しているようです。

  作り方ですが、カリフラワーを強烈な日差しの下で2日から7日間置いておきます。そして、できあがった干しカリフラワーを青ネギと一緒に強火で炒めます。塩辛く、そして甘いという独特な味わいで、軟らかさの中にも歯ごたえがあります。一度食べたらやみつきになること間違いないでしょう。澎湖島に来たら是非味わって下さい。

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