澎湖島の風についての考察その4 

澎湖島の風について前の記事でいくつかお伝えさせていただきましたが、絶対書ききっていないと何かわだかまりみたいなものがありまして、書き足すことにしました。・・・・というと大げさですが、本当にここの風は半端ではないんです。

  旅行客でさえ、風のために船が欠航し、比較的風に強い飛行機でさえ、飛ぶことが出来ず、帰るに帰れず、行くに行けずなどと言うことは日常茶飯事です。

  私の友達の一人ですが自分の小さな船で魚を捕って生活している人がいますが、冬などは海が荒れて、ほとんど漁に出られません。いくら一日の稼ぎが良いと言っても、月の半分も仕事が出来なければ大したことはなくなってしまいます。農業も冬の間(11月から2月)は休耕状態です。 しかし、もっとも打撃を受けているのは観光産業です。風と共に観光客が去りぬなのです。

観光立国を目指している澎湖県は、この風による島起こしを模索しています。確かに澎湖の冬を制するならばここの生活は大きく変わるに違いありません。夏は黙っていても人は澎湖島にやってきます。問題は冬に、どのようにして人を呼べるかということであり、そしてその可能性を秘めていると期待されているのが、ウインドサーフィンです。

 私も一目見て衝撃を受けましたが、やはりウインドサーフィンも真っ向風には進めず、最大45度の角度で前進し、タッキングをして目的方向へと移動しているらしいです。しかし、あのスピードはきっと若者を虜にするに違いないと感じます。スキーにあれほどの人が押し寄せることを考えると、このスポーツは大ブレイクを予感させます。

  もしかすると、澎湖島は近い将来ウインドサーフィンのメッカになるのではないかなと思います。そうなるのが本当に良いのかどうかは分かりませんが、自然と闘って、厳しい自然を克服するというか、それを逆手にとって欲しいですね。 ・・・ 私はやはり澎湖を応援しているんですね。それだけにあえて言うなら、ウィンドサーフィンだけでは人を呼ぶことは不可能だろうなという感覚があります。冬はウィンドサーフィンそして夏はカヌーやアクアラングスイミングやサーフボードなどの海に関係した学校と可能ならば中国語の学校を組み合わせることです。ウチの学校から先生を派遣しても良いですよ。これは観光局や澎湖島の政府に提案しようと思っています。


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