冬には覆面のご婦人たちが出現します

  澎湖島の風は半端ではありません。昔は砂粒が機関銃のように、露出している肌を直撃したと、古老が言っていましたが、今では道路という道路はすべて舗装されていますし、緑の草木で覆われているためか、それほどのことはないのかも知れません。しかし、何が飛んできてもおかしくありませんし、逆に持っているものも吹き飛ばされることもしばしばです。そのようなのであろうと想像できる帽子を海岸で目にします。拾うのを諦めたんでしょうね。そうした風から顔を守るため、特にご婦人方は、さながら回教徒の婦人のように、顔をすっぽりと覆っています。今では、夏も紫外線を避けるために用いられていますので、一年中奇妙な姿をした人にお目に掛かります。デストロイヤーのような人に初めて出会った時は本当に驚きました。台中では銀行にはいる時にはヘルメットをはずすようにと言う掲示がされてあったのを思い出しますが、ここ澎湖島では覆面ウーマンが銀行に出入りしてもお咎め無しです。


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